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荒川 修作

初期作品展「死なないための葬送」OPEN

2010/04/23

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大阪の国立国際美術館で荒川修作 初期作品展「死なないための葬送」展が4月17日(土)OPENしました。さっそく行ってまいりましたが、すごい迫力でした。B2 フロアに降りていくと照明を落とした会場正面に夢土画廊で出品された3点が展示され左奥に名古屋市美ほか大型の立体作品が右手には主に小さめの作品群がズラリ並んでいます。

1961年に渡米した荒川が、渡米前に制作した立体のみを集めての展示は、61年以来の出来事。この初期作品にすでに現在のアラカワの科学的な思考や身体への興味が強く打ち出されていることは、  明らかです。何よりその表現の強さに圧倒されます。

 

同日、森田恒之氏(国立民族博物館名誉教授)による荒川作品の修復に関する報告についての講演がありました。現存する現代作家の作品の科学的な分析による修復の事例として、今後の修復・保存の方向にも一石を投じる貴重な講演でした。講演については後日UPします!

 

「死なないための葬送」展会場風景1

 

「死なないための葬送」展会場風景2