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写真家、中野正貴は2011年11月に東北を訪れ被災地を撮影。
アートアンリミテッドの新年のグループ展 リエゾン2012では中野正貴の南三陸町で撮影した
「志津川」の連作の一部を紹介しています。
志津川町(しづがわちょう)は、宮城県北部本吉郡にかつて存在した町。
2005年10月1日、北隣りの歌津町と合併し南三陸町となりました。
「志津川」としたのは、かつてはそう呼ばれ失われた町の名です。
11月とはいえ震災の爪痕が色濃く残る風景はやるせなくも、はかない美を湛えています。
3.11を記憶にとどめるため、中野正貴の志津川シリーズの個展を3月に開催予定です。
中野正貴 「志津川」2011より
あえて普通の印画紙ではなく版画のような画彩紙でのプリントは東北ならではの
鈍い曇り空を効果的に再現しています。