Shusaku ARAKAWA

Shusaku ARAKAWA 

荒川修作さん、 ありがとう。 

2010/05/20

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5月19日0:35 NYの病院で荒川修作氏が亡くなりました。
突然の訃報は受け入れ難く、今だに信じられない気持です。

どんな時もポジティブで日々新たに目覚める荒川さんの存在に多大な影響を受け、多くのことを学んでいる途中だっただけに本当に残念でなりません。国立国際美術館と京都工芸繊維大学で過去と現在の荒川+ギンズの展覧会が開催されている最中に、荒川は足早に彼方に去ってしまいました。
すべての既成概念を否定し、絶対的な自由を得るために自ら発言し行動した荒川。その思想の大胆さと勇気に刺激を受け、どんな人にも暖かく接した人柄に、私もいつも励まされて来ました。

泣いてなどいたらロマンティックなのは大嫌いだと一蹴されるでしょう、また再びあの笑顔と出会い、叱咤され鼓舞されて一緒に仕事がしたかった。

荒川さん、ありがとうございます。

あなたとマドリン・ギンズの思想は、今後も生き続け、さらに多くの人が研究し参加していくことになるでしょう。「荒川は死なない」と私は今でも思っています。


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国立国際美術館でも追悼のお知らせを出してくださっています。
皆様、どうぞ6月末まで開催の荒川修作に関するふたつの展覧会をご高覧ください。

「死なないための葬送」国立国際美術館(大阪) 6月27日(日)まで
http://www.nmao.go.jp/japanese/home.html#oshirase

荒川修作+マドリン・ギンズ 「宿命反転プロジェクト」展 京都工芸繊維大学(京都)
6月25日(金)まで