PAST

大竹笙子|版響 PRINTED ECHO

SHOKO OTAKE

2022年12月3日(土)~2023年1月28日(土)

終了しました

営業時間:13時-18時半(最終入場)

休廊:火曜、日曜、祝日

*12月25日(日)-1月10日(火) は冬季休廊

 

版画制作やファッションのテキスタイルデザインなどで注目される若手アーティスト、大竹笙子。版を重ねて使用することで、プリミティブで力強いリズムが生まれる版画は、木版や鉄、プラスチックなど様々な素材を擦りつけて1回きりしか刷れないモノタイプとなっています。本展ではモノタイプに加え、初の銅版画を含む新作20点とひとつの壁全体を版画のコラージュで覆うインスタレーションを展開します。




 

作家コメント

 

煩悩の数だけ刷り落ちた版画は こだまとなって自分の外へ飛んで行った

公私混同のさまざまな事でずっと頭の中が騒がしく、その事に苛立ち戸惑いましたが、その頭の中の騒がしさと比例するように、版を重ねて刷れば刷るほど精神は安定し静まりました。まるで脳内の混沌とした状態がエコーのように自分の外に響き出て行ったかのように。


身の回りのあらゆるものを「版」と「刷られるもの」とみなし刷ることは、予想もしない画を浮かび上がらせ夢中になりました。


刷れるか刷れないかで見るこの世界は、新鮮な発見と喜びを私に与えてくれています。


大竹 笙子