PAST

仙人のいる島

進藤環

2017年9月16日(土)〜10月14日(土) 

 

OPEN=13:00―19:00

※ 9/30(土)のみ22:00まで営業

 

CLOSED=日・火・祝日

※9/17(日)-19(火)・9/23(土)-24(日)・10/8(日)-10(火)は連休

 

進藤環は、写真を撮り、そのプリントを切り刻んでコラージュをし、再び写真化する特異な手法で制作してきた。前回の個展では、九州や瀬戸内海の離島に取材した作品を発表。今回は、北木島(岡山県笠岡諸島)の「仙人」と呼ばれる人物を求めての旅をテーマに、初のストレートフォトを加え、部屋全体をコラージュ化するインスタレーションを展開する。


 



 

<六本木アートナイト参加企画>
トーク 進藤環✕白山眞理(日本カメラ財団調査研究部長)

9月30日(土) 開場 19:15 / トーク 19:30―21:00

定員=30名(満席となりました)  ご予約のない方は、立ち見となります。ご了承ください。

 

 

作家コメント

 

これまで、撮りためた写真を切り刻みコラージュをするという方法で、紙の物質的な重なりに、記憶のかたちを見出してきた。イメージを解体し再構築することで、見たものの不確かさ、記憶の曖昧さに触れたいと思い、この手法を用いている。

 

岡山のある島で、一人の老人と出会った。皆から仙人と呼ばれる彼の強烈な印象を忘れることができず、出会いから二年が経った今冬、再び会いに島へ向かった。彼の名前は知らず、浮標を辿るような旅となった。この道程こそがコラージュなのだと感じ、本展では主には ストレートフォトを用いて、記憶を辿る旅を作りだそうと思う。

 

進藤 環